スポンサーサイト
- --/--/--
- --:--
http://tachibanasuguru.blog56.fc2.com/?overture" target="_newスポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
http://tachibanasuguru.blog56.fc2.com/?overture" target="_newスポンサーサイト
バリュー投資(割安株投資)とグロース投資(成長株投資)について
- 2014/02/09
- 22:22
http://tachibanasuguru.blog56.fc2.com/blog-entry-1357.htmlバリュー投資(割安株投資)とグロース投資(成長株投資)について
バリュー(割安株)投資とグロース(成長株)投資にについて以前、(雑感)バリューとグロースでは、辛口で毒づきましたが、改めて、書いておきます。
バリュー、割安株投資とは、何なのでしょう?
割安株に投資するということです。
では、割安、とは何なのでしょう?
企業の価値に対して、価格(株価・時価総額)が割安な場合が低い場合に、「割安」とされます。
企業の価値とは、、、
現在の資産+事業価値(将来に稼ぐ収益の現在価値)に、他なりません。
これは、グロース株投資であろうと、成長株投資であろうと、数学的に正しいものであれば、いかなる理論株価算出法にしても、同様です。
RIMモデルは、数式で表すと、
となります。企業価値=株主資本簿価+残余利益(1)/(1+株主資本コスト)+残余利益(2)/(1+株主資本コスト)^2・・・+残余利益(t)/(1+株主資本コスト)^t
つまり、資産価値+事業価値、ということです。
計算方法は違えど、RIMモデルと、配当割引モデル、DCF(ディスカウントキャッシュフロー法)は、理論的には、同等のもので、前提条件が同じなら、同様の理論株価を算出します。
------------------------------------------
・当ブログのスタンスは、バリューなのか、グロースなのか?
さて、ここで問題なのは、当ブログの理論株価算出のアプローチは、はたして、バリュー(割安)投資のアプローチなのか、グロース(成長)投資のアプローチなのか?ということです。
答えは、両方、です。
正確には、「成長性も考慮した上で、現在の価値を出し、価格と比較し、割安かどうかを判断している」となります。
バリュー、割安性の算出では、RIMモデルによって、価値を判断しますが、この価値は、現在の資産価値+将来の事業価値(の現在価値)が、「価値」となります。
ここで、「将来の事業価値(の現在価値)」は、当然、将来の成長性によって大きく異なります。
例えば、ある銘柄は、過去の実績から、ROE10%程度を前提としますし、過去に触れた、いくつかの銘柄では、それ以上のものもあれば、逆に1ケタを前提とするものも、ありました。
先日触れた、幼児活動研究会(参照)も、見方によっては、今後の政府の政策を詳細に予測・分析し、前提とするROEを、20%、とすることもできるでしょう。
そうしたら、将来の事業価値の現在価値は、2倍以上になり、理論株価も大きく跳ね上がることになります。
しかし、当ブログでは、簡単には、そのようなことは、しません。
ROEが10%から20%に、継続的に上昇する、と想定するのは、並大抵の変化ではないためです。
過去の経営実績という事実が、将来に、継続的に大きく異なってくる、と考えるのには、それ相応の理由が必要となります。
いずれにしても、想定するROEが10%であろうと、20%であろうと、将来の収益や成長を加味していることは同じです。
要するに、単に、通常は、将来の成長性には過度の期待を抱かず、より保守的に算出している、というだけの事です。
例えば、ROEが10%であれば、当初のBPS(1株純資産)が100円で、EPS(1株利益)が10円であれば、10年後には、BPSは、260円程度まで膨れ、EPSは、26円程度になるでしょう。
ROEが20%なら、BPSは、570円程度まで増大します。
EPSは、113円を超えます。
当ブログでは、過去の実績の平均がROE10%程度であった場合、過去の業績の特性等も加味して、10%か、8%か、11%かを、期待値によって、選択します。
ただし、基本的には、保守的に評価し、その保守的な評価においても、割安なのか?を問うものです。
当ブログの方針は、基本的には、将来の成長性を、考慮はするけれども、あまり劇的な成長は期待しない、というスタンスで成長性を評価した、バリュー投資、といえると思います。
-----------------------------------------
・グロース株投資は、成長の価値を、やや多めにみる、バリュー投資
一方、グロース株投資の視点で、投資基準を定める場合について考えます。
理論株価=資産価値+事業価値
これは、グロース・成長性の視点での理論株価算出法でも、全く変わりません。
ただ、グロース株投資においては、一般的に、現在の資産面での割安性ではなく、事業価値の成長性が高いものが好まれます。
つまり、ROEが10%よりは、20%、これまで3%だったものが、分析の結果15%を期待できるはず!というところで、市場を上回るパフォーマンスを目指します。
そのため、PBRが4倍(株価が1株資産価値の4倍)であっても、将来の事業価値まで考慮した理論株価が割安であれば、問題にしない、という投資スタンスです。
ただし、それは投資スタンスであって、理論株価の算出法自体が変わるわけではありません。
理論株価よりも株価が割安なものに投資することも、同じです。
従って、グロース株投資も、投資スタンスとしては、成長に重きをおくけれども、基本的には、「バリュー投資」、すなわち、「価値」よりも、「価格」が割安なものに投資をするものです。
ところが、これを、「バリュー投資は、PBR1倍割れ、PER5倍割れ、グロース株は、PBRが3倍以上、PER40倍以上のもの」という風な、原因と結果を履き違えた定義をしている「専門家」や「解説者」もいるようです。
----------------------------------------------------
・バリュー株投資と、グロース株投資の本質は、同様のもの。
もう一度まとめますと、、、
バリュー株投資は、理論株価(価値)>株価 であれば、投資をするもの。
グロース株投資は、理論株価(価値)>株価 であれば、投資をするもの。
という意味で、全く同様のものです。
違いがあるとすれば、そのスタンスの違いです。
バリュー株投資は、一般に、将来の収益性にはそれ程の期待はせず、現状の資産面での割安性や、現状程度の業績が続いても、割安かどうか?を問う。
グロース株投資は、一般に、将来の収益性に関心を持ち、現状の資産面での割安性にはあまり注目しない。
というスタンスの違いだけです。
とはいっても、理論株価の算出法そのものに、理論的な相違があるわけではありません。
簡単にいえば、
バリュー株投資=資産価値+事業価値
グロース株投資=事業価値+資産価値
という程度の違いです。
順番が違うのは、スタンスと「気持ち」の違いであって、計算結果の違いではありません。
バリュー投資家とグロース株投資家が同様の銘柄について、投資候補企業に対し、同様の将来予測をした場合には、同様の株価がつくはずです。
-----------------------------------------------
以上、バリュー株投資と、グロース株投資について、論考しました。
バリュー株投資と、グロース株投資については、心理上、成長性(事業価値)からの割安さを重視するか、割安性(資産面や現状の事業価値)からの割安さを重視するか、という違い程度である、ということです。
では、また!
-----------------------------------------------------------
ブログランキングの応援クリックをお願いいたします!
良い記事と思われたら、拍手やいいね、そして、はてなブックマークもお願いいたします。
大いに励みになり、モチベーションが上がり、より良い記事が書けるようになると思います。
応援よろしくお願いいたします!

にほんブログ村
- 関連記事
http://tachibanasuguru.blog56.fc2.com/blog-entry-1357.htmlバリュー投資(割安株投資)とグロース投資(成長株投資)について
- テーマ:株式投資
- ジャンル:株式・投資・マネー
- カテゴリ:■橘優の投資論
- CM:0
- TB:0