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8031 三井物産(7) 乱高下の三井物産を観る ~(補論)市場価格からシナリオ確率を逆算する~
- 2014/04/02
- 07:59
http://tachibanasuguru.blog56.fc2.com/blog-entry-1476.html8031 三井物産(7) 乱高下の三井物産を観る ~(補論)市場価格からシナリオ確率を逆算する~
8031 三井物産(7) 乱高下の三井物産を観る ~(補論)市場価格からシナリオ確率を逆算する~
■市場価格から逆算するべき2つの理由
これまでの8031 三井物産(6) 乱高下の三井物産を観る ~「橘優の目標株価」算出~までの記事で、三井物産についての「期待」の推移や、「橘優の目標株価」の算定までを行いました。
この中で、私の考える業績シナリオと想定する確率を書きました。

この表から、現在の株価1,454円は、過去の弱気状態の平均よりもさらに弱気な状態になっていることがわかりました。
次に、未来は予測できない。ならば、どうするか?~ファンダメンタル的「観測」の意義~では、
と書きました。「シナリオや確率から考える以上、主観的、あるいは、芸術的、直感的、総合的なものの見方といった要素も多分に含まれます。
ただし、数学的に正しい方法で、一貫して同じモデルで観察することで、様々なものが見えてきます。
例えば、私の結論としてのファンダメンタルのシナリオの確率配分と、実際の市場の「価格(株価)」から逆算したファンダメンタルのシナリオの確率配分の違いを考察する事でも、大いに得るものがあります(これについては、補足記事で書く予定です)」
ここで補論として、市場価格からシナリオ確率を逆算する理由は二つあります。
一つ目は、そもそも、私の考えるシナリオが正しいとは限りません。
これは、一つの見方に過ぎない、ということです。
「理論株価」とは言いつつ、芸術・直感的な部分があり、正確な定量化はできない部分があるのです。
二つ目は、私の考えるシナリオが間違っているとしても、同じモデルで、今の市場の価格から逆算したシナリオ確率を把握し、その「違い」を考察することで、示唆が得られるから、です。
当ブログは「相場観測」であって、「相場予測」ではありません。
「相場予測」は当たり外れの世界ですが、「相場観測」は、観察し、様々な手段で測ることによって、何かを掴む作業です。
私のブログをみて、書いた私よりも、読者が深く洞察できる場合もあるでしょう。
むしろ、そういった記事を目標にしています。
私は、「当たった」「外れた」という結果論で終わる記事は書きたくないのです。
■市場価格から逆算したシナリオ確率を観る
ということで、昨日現在の市場価格1,454円から逆算した、現在の市場の予想するシナリオ確率を示します。

※悲観シナリオ(過去10期で最低水準ROE7%程度が続くと想定)
※中立シナリオ(過去10期平均ROE12.6%程度が続くと想定)
※楽観シナリオ(過去10期の最高水準ROE、18%程度が続くと想定。自社株買い等のシナリオもここに入る)
現状が「通常状態」にあるとすれば、中立シナリオは10%、悲観シナリオが90%である、と市場は見ているようです。
つまり、ここからROEが7%程度に落ち込み続けることを市場は織り込んでいることになります。
仮に、今が「弱気状態」にあるとすればどうでしょう?

シナリオとしては、中立シナリオが約4割、悲観シナリオが約6割となり、概ね私の想定するシナリオと同程度となります。
まとめると、今の市場価格が意味する事は、
a.今後の業績は9割方ROE7%方向に落ち込み続ける。
または、
b.今後の業績は4割方過去の平均程度のROEを維持するが、6割方ROE7%程度に落ち込み続ける。かつ、市場は、過去の価格-価値の関係から考えると、弱気になっている。
のどちらか、ということがわかります。
ファンダメンタルなのか、市場の「期待」なのか、どちらにしても、今の市場価格は弱気の見方に傾いている状況であることが見えてきます。
aの場合にも、bの場合にも、ROEの向上や「期待」の上昇を考えた場合には、自社株買いが効きます。
今後の三井物産の株価動向については、今の業績を保った上で、自社株買いの継続性、積極性が鍵を握る事になりそうです。
本記事で、三井物産については、一旦終了とします。。
当面の予定としては、昨日の1873 東日本ハウス 東証一部指定替え(4月8日付) PVR0.46倍 PRR 5.97倍で初めて出た、「PRR」や、「真のPRR」の解説と実践を兼ねて、多様な銘柄を観ていきたいと思います。
また、理論株価の算出に関しても、「期待」をより明確に「観る」ことができるモデルを開発中です。
では、また!
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